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韓国での大学院生活をゆるく発信します。

韓国大学院受験〈一般入試の流れ〉

 


はじめまして:D

韓国の大学院に通う'ずか'と申します。

大学院受験についての経験談や大学院生活を共有できればと思い、ブログを始めてみました:)

現在春入学の準備をされている方も多いと思いますので、今回は大学院受験の合格までの流れについて、お話していきたいと思います。

 

🌲目次🌲

  1. 志望校・学科選び
  2. 出願日程
  3. 出願方法
  4. 必要書類
  5. アポスティーユとは
  6. 面接 
  7. 結果発表

     

1.志望校・学科選び

私の場合「翻訳・通訳を学べる環境であること」が志望校選びの軸でした。翻訳学科以外にも、国語国文科や韓国学過程のある大学を検討していました。

同じ名前の学科でも大学によってカリキュラムや学習内容が大きく違うので、どのような方針で学べるのか、シラバスや論文をひたすら読み込むことが大切です!

また、登録金や奨学金制度の有無、立地(個人的に、就職を見据えてインターンやアルバイトをする機会は比較的ソウルに多いのかなと思います。)、なども志望校選びの基準になりました。

 

結局私が受験したのは

-韓国外国語大学一般大学院 KFLT学科

(外国人のための韓国語翻訳専攻)

-韓国外国語大学KFL大学院(専門大学院)

韓国語翻訳コミュニケーション学科

の二校です。

どちらからも合格をいただき、一般大学院の方に入学しました。

 

一般大学院と専門大学院の違いについては、もし興味のある方がもしいればブログにしたいと思います。

本当は全部で4校ほど併願しようか悩んでいたのですが、色々調べた結果本気で行きたいと思える大学が外大しかありませんでした…。落ちたら院進学を考え直す覚悟で2校のみ受験しましたが、今思うとかなりリスクが大きかったなと思います💦

 

2.出願日程

春入学(3月)の場合  9月〜1月頃

秋入学(9月)の場合  3月〜7月頃

 

このように、大学によって時期に差があるため、志望校を早めに絞っておくことが重要です。また、大学によっては一次、二次と分けて選考を行う場合があります。

外大の場合は「特別選考」(GPAの条件あり)、その後「一般選考」が行われます。

特別選考で不合格の場合、一般選考で再度挑戦することが可能です。

 

3.出願方法

出願の流れは以下の通りです。

Uwayというサイトで会員登録。

     ↓

Uwayで出願手続きを行う。(基本情報や学科の選択)

※出願料を支払う際、手持ちのクレカが使えなかったため、韓国に留学中の友人に代行をお願いしました。無通帳入金を選択すれば送金サイトなどで対応できるかと思いますが、万が一のために対応できるようしっかりと確認しておいて下さい。

     ↓

Uwayにある指定の様式をダウンロードし入力・印刷

     ↓

準備しておいた書類(以下に説明あり)が全て揃っているか確認。

ファイル、封筒に入れ発送。

以下の画像のように、印刷した送り状を封筒の表面のラベルに入れました。

 

 

 

 

 

 

 

※出願開始から受付終了まで約1週間ほどだったのですが、心配性なので出願開始日当日、一番早く到着する方法であるDHLで発送しました。

大阪からソウルまで、約2日で到着しました。

 

4.必要書類

面接や推薦書の有無が大学によって違うので、募集要項を隅から隅までチェックしてください!

書類に関しても、私が受験した二校の受験内容を元に紹介します。

事前に準備した書類

  • 大学の卒業証明書

       ※アポスティーユ必要かつ英文で発行。

  • 大学の成績証明書

       ※アポスティーユ必要かつ英文で発行。

  • GPAの算出方法資料とその英訳

    ※GPAの算出方法説明資料として、大学のホームページにある資料をダウンロード専門家に英訳を依頼し、アポスティーユを取得し提出しました。

  • パスポートのコピー
  • 語学能力証明書:TOPIKの成績証明書

https://www.kref.or.jp/topik2014/transcript.phpでダウンロードできます。)

  • 残高証明書(銀行で英文で発行したもの)

      ※残高証明書は専門大学院のみ提出しました。

 

全ての書類が申請締め切りから3ヶ月以内に発行される必要がありその点に関しても注意が必要です。しかしアポスティーユは地域によっては何日かかかる場合もあるそうなので、早めに下調べして、準備しておくことをお勧めします!

 

次に、以下の3点は出願の際に様式をダウンロードして入力・印刷します。

  • 入学願書:自身の基本情報を入力。
  • 学力照会同意書:学歴や成績について万が一大学が照会するための情報を入力。      所属大学の成績証明書担当者の名前と連絡先を控えておいてください。
  • 研究計画書:事前に準備しておいた文を入力。
  • (封筒のラベルに入れる送り状)

以上を準備しました!

審査基準は分かりませんが、書類審査の中で一番重要なのは研究計画書だと言われています。本や論文を読みながら、質の高い計画書を書くためにかなり時間を費やしました。

 

5.アポスティーユとは

本来、日本の自治体や学校が発行した書類は、日本国内でのみ有効です。しかし、条約の提携国である場合、アポスティーユを取得することで相手国でも有効な書類としてみなされます

 

また、私文書(私立大学の書類等)に分類される書類はアポスティーユを取得する前に

「公証」が必要です。その公証とアポスティーユの両方を一度に取得できるサービスが、「ワンストップサービス」です。北海道(札幌法務局管区内)、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、福岡県の公証役場では、公証役場+公証人所属公証人所属法務局+外務省の3か所で必要な手続きを一度で済ませることができます。

 

公証役場は予約が必要な場合もあるので事前にチェックしておいてください!

また、認証を貰うためには宣言書を準備しなければなりません。

同じ大学に提出する書類でしたらまとめてアポスティーユ認証を受け取れるので、

申請する際に必要な宣言書を一校あたり1枚(英語で作成)準備すればOKです。

 

アポスティーユは初めての人からするとかなりやりやこしいですよね…。分からないことがあれば、コメントやXにDM送ってくだされば答えられる範囲でお答えします:)

 

6.面接 

面接は、対面orオンライン 好きな方を選択できました。 

専門大学院はオンラインで、本命の一般大学院はオンラインよりも対面の方が熱意が伝わるかな(笑)と思い、対面で受験しました。

個人的には、研究計画書と同じかそれ以上に、面接対策をしっかりしておくべきだと感じました。

研究したい内容や読んだ論文の内容等、専門性のある質問もあったので、やはり受験準備をする上でしっかりと知識を積んでおくことが大切だと思います…!

何より、自身がどのような分野に興味を持っていて、何に生かしたいのか、等自己分析を徹底的に行い、計画書と一貫性のある内容、かつ堂々と答えることが大切です: )

面接対策や質問内容、雰囲気等については後日記事にする予定です!



7.結果発表

面接から約10日後に、大学院のホームページにあるリンクを開いたサイトで合否を確認できました。

合格発表の約1週間後を目安に、手付金のような形で50万ウォンほど入金し、それから出国までの間にビザの取得や部屋の契約、学費の納付、履修登録等、なんやかんややる事が多く、あっという間でした…!

 

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一般入試の流れについての説明はここまでです。

いかがだったでしょうか?

今回はありきたりな内容で、お役に立てたかどうか分かりませんが…。

研究計画書の書き方面接対策については、後ほどアップする予定です!

 

拙い文章ではありますが、韓国での院進学を検討している方の力になれれば幸いです。

次回からは自身の経験を交えて、もっと詳しく楽しく書ければと思っています!

最後に、受験生の皆様が必ず合格できることを、心からお祈りしています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!:D